今の不況を乗り切るために、社長には何を考えてもらえば良いのでしょうか?

会計的な知識や、基本的な要素は必要だと思います。
もちろんそれは税法とか、そういう専門的なものではなく、
売上があって仕入れがあって経費を払って残るのが利益。
すごくシンプルな考えで良いのですが、一言でいうと資金繰りです。
例えば1ヶ月分の仕入れは翌月20日に支払わないといけない。
しかし、1ヶ月分の売上は翌月25日に入ってくるといった形だと、
同じ翌月入金、翌月支払いなのですが、
5日後に入ってくるお金で5日後のお金は払えませんから、
現実的には倍のサイトのお金が必要になったりするわけです。
そんなことは、社長は感覚的に分かっていらっしゃるのですが、
これを感覚的にではなく、しっかりと数字でおさえることが必要です。
事前に何かしらの対策を練る必要があるからです。
支払いサイト自体を変えることと言うのは、
信用問題にもつながりますので難しい部分があるかもしれませんが、
例えば、いつもより少し多めに買うので支払期日を末にして欲しいとか、
何か他に打つ手が見つかるかもしれません。
そういった仕組みが分かっていると、
社長はやっぱりご自分の商売のプロでいらっしゃいますので、
そこからいろんな工夫が出てきたりします。
ですので基本的な理屈のようなものを身につけていただきたいですね。
損益ベースの売上・仕入・経費があって、利益がある。
それプラス資金の動き、そして貸借対照表です。
資産と負債があって、そこに無駄なものが出て無いか?
そういった部分をきちんと見る。
資産は買った時は資産ですが、
置いておくとどんどん陳腐化して行ってしまいます。
商品も、車も機械だって古くなっていきますので。
時には資産と負債のバランスとか、
内容もやっぱり見直しする必要があったりもします。
今までは売上、仕入、経費だけで十分だったという会社も多くあります。
でも、これからは貸借対照表の中身とか、
そこのバランスの資金繰りとか。
その辺にも会計の基本的な知識を持っていただきながら、
社長の工夫と努力で新たな知恵を生み出して欲しい、
そのような願いを持ってアドバイスをさせていただいています。
また、社長さんにそういう意識を持っていただくように接していくのが、
今の時代における、僕ら会計事務所の役割なんじゃないかなと思います。
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